大道店だいどうみせ)” の例文
昔から大道店だいどうみせに、酔払いは附いたもので、お職人親方手合てあいの、そうしたのは有触ありふれたが、長外套なががいとうに茶の中折なかおれひげの生えた立派なのが居る。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
またはさまざまなる大道店だいどうみせ日傘ひがさの間をば士農工商思い思いの扮装形容みなりかたちをした人々があとから後からと引きも切らずに歩いて行く。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)