“大蹄団”の読み方と例文
読み方割合
だいていだん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもこの大打撃を与えた官軍の大蹄団だいていだんは、すでにうしおの如く凱歌と共に自陣へ引いてしまったものとみえる。腥風せいふういたずらに寒く、曠野こうやの夕風は青い五日月を無情の空にぎすましているのみだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)