大淀おおよど)” の例文
それにまた情趣に乏しい隅田川などとはちがってあしたにゆうべに男山の翠巒すいらんが影をひたしそのあいだをのぼくだりの船がゆきかう大淀おおよどの風物はどんなにか院のみごころをなぐさめ御ざしきの興を
蘆刈 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)