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大沼
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おおぬま
ふりがな文庫
“
大沼
(
おおぬま
)” の例文
漫々たる水面やみのなかに銀河の如く
横
(
よこた
)
はりて、黒き、恐しき森四方をかこめる、
大沼
(
おおぬま
)
とも覚しきが、
前途
(
ゆくて
)
を
塞
(
ふさ
)
ぐと覚ゆる
蘆
(
あし
)
の葉の繁きがなかにわが
身体
(
からだ
)
倒れたる、あとは知らず。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
大沼
(
おおぬま
)
というまわり四
粁
(
キロ
)
ほどの湖水がこの氷の下に隠れているのだそうです。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
かくて
大沼
(
おおぬま
)
の岸に臨みたり。水は漫々として
藍
(
らん
)
を
湛
(
たた
)
へ、まばゆき日のかげも
此処
(
ここ
)
の森にはささで、水面をわたる風寒く、
颯々
(
さつさつ
)
として声あり。をぢはここに来てソとわれをおろしつ。
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
大沼
(
おおぬま
)
竜潭譚
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
沼
常用漢字
中学
部首:⽔
8画
“大沼”で始まる語句
大沼枕山