“大沼枕山”の読み方と例文
読み方割合
おおぬまちんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで始めて落合直文おちあいなおぶみ氏や市村瓚次郎いちむらさんじろう氏などにお目にかかりました。裏の窓から少し離れた二階家に、たしか大沼枕山おおぬまちんざんという方が患っていられました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
今彼我ノ二書ヲ比較スルニ東武ノ詩人大沼枕山おおぬまちんざんノ事ニ関シテハ彼ハ我ニ比シテヤヤ簡略ナリトイヘドモ中京ノ詩人森春濤もりしゅんとうノ事ニツキテハはるか精緻せいちヲ極メタリ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
大沼枕山おおぬまちんざんが長命寺の門外に墨水観花の碑を建てたのも思うにまたこの時分であろう。
向嶋 (新字新仮名) / 永井荷風(著)