大斧だいふ)” の例文
大斧だいふ閃々せんせん槍尖そうせんの電光、おめき合うことも幾十合か。馬も汗するばかりなのに、どうしても、勝敗はつかない。満場は声なく、巨大な落日の紅炎は、西の空へ、刻々に沈んでゆく。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)