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大天狗
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だいてんぐ
ふりがな文庫
“
大天狗
(
だいてんぐ
)” の例文
「金毘羅利生記」の主人公はあるいは僕の記憶に残った第一の作中人物かもしれない。それは
岩裂
(
いわさき
)
の神という、
兜巾鈴懸
(
ときんすずか
)
けを装った、
目
(
ま
)
なざしの恐ろしい
大天狗
(
だいてんぐ
)
だった。
追憶
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
御嶽山
(
おやま
)
へ出かけて行って、
大天狗
(
だいてんぐ
)
を召捕られたらどうです、あなたとはいい取組みでしょう
顎十郎捕物帳:11 御代参の乗物
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
番頭は鼻の先へ握り
拳
(
こぶし
)
を重ねて、
大天狗
(
だいてんぐ
)
をして見せた。そして、高い、快活な声で笑った。
千曲川のスケッチ
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
大天狗
(
だいてんぐ
)
小天狗のその中で、一番、熱度の高かったのは、岡鬼太郎、杉
贋阿弥
(
がんあみ
)
、
土肥春曙
(
どいしゅんしょ
)
らの劇評家で、当時、東京随一といわれた下谷二長町の市村座で、花々しく幕をあけた。
胡堂百話
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
これからはつまらない欲なんか起こさないで、山の奥に戻っていって、
大天狗
(
だいてんぐ
)
に恥じない立派な行いをします。どうぞお
慈悲
(
じひ
)
に許して下さい。許してさえ下されば、何でもお望み通りにします。
天狗の鼻
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
“大天狗”の解説
大天狗(おおてんぐ、だいてんぐ)は、強力な神通力を持つとされる天狗である。
さまざまな説があるが善悪の両面を持つ妖怪もしくは神とされ、優れた力を持った仏僧、修験者などが死後大天狗になるといわれる。そのため他の天狗に比べ強大な力を持つという。
(出典:Wikipedia)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
天
常用漢字
小1
部首:⼤
4画
狗
漢検準1級
部首:⽝
8画
“大天”で始まる語句
大天井
大天使
大天
大天蓋
大天窓
大天馬