“夙昔”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅくせき66.7%
しゆくせき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と本と二葉亭は軍事であれ外交であれ、く何であろうとも東亜の舞台に立って活動したいのが夙昔しゅくせきの志であった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
実業側の友人から余り対手にされなかったはこれがためであったが、二葉亭の夙昔しゅくせきの希望からいえば一貫した国際的興味を有する問題であった。
二葉亭四迷の一生 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
遮莫さもあらばあれ、わがルーソー、ボルテイアのはいに欺かれ了らず、又た新聞紙々面大の小天地に翺翔かうしやうして、局促たる政治界の傀儡子くわいらいしとなりをはることもなく、おの夙昔しゆくせきの不平は転じて限りなき満足となり
三日幻境 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)