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夕餐
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ゆうさん
ふりがな文庫
“
夕餐
(
ゆうさん
)” の例文
五、六日
経
(
た
)
つと、京橋
采女町
(
うねめちょう
)
の松尾儀助氏から、幾日何時、拙宅にて
夕餐
(
ゆうさん
)
を差し上げたく
御枉駕
(
ごおうが
)
云々という立派な招待状が参りました。
幕末維新懐古談:61 叡覧後の矮鶏のはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
料理は凝った
旨
(
うま
)
いものを食べさせた。二人は、白葡萄酒などを飲み、しばらくぶりで静かな
夕餐
(
ゆうさん
)
をしたのであった。
リギ山上の一夜
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
和
(
なご
)
やかな
夕餐
(
ゆうさん
)
が済んで、やがて二人は涼しい夜を迎えた。晴れわたった夜空には月もなく、ただ銀河系の群星が暗黒な空間にダイヤモンドの砂を撒いたようにキラキラと
燦
(
かがや
)
いていた。
地球盗難
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
甚三郎は、
強
(
し
)
いてお角にすすめて、一緒に
夕餐
(
ゆうさん
)
の膳に向いながら
大菩薩峠:18 安房の国の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
僕の友と一しょに
夕餐
(
ゆうさん
)
をしたこともあった。世の人々は、この娘の素性などをいろいろ
穿鑿
(
せんさく
)
せぬ方が賢いとおもう。娘の前を通りしなに、僕はちょっと娘と会話をした。
紙幣鶴
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
夕
常用漢字
小1
部首:⼣
3画
餐
漢検準1級
部首:⾷
16画
“夕餐”で始まる語句
夕餐後