夕虹ゆうにじ)” の例文
両軍、相引きに退しりぞいて、人馬の喚きも消え去った後、山谷の空には、五彩の夕虹ゆうにじがかかっていた。
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夕立はすぐあがって、松や梧葉ごように夕陽が染まり、東山ひがしやまの空には、夕虹ゆうにじがかかった。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)