“壺前栽”の読み方と例文
読み方割合
つぼせんざい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この絵は、弥陀仏の腰から下は、山の端に隠れて、其から前の画面は、すっかり自然描写——というよりも、壺前栽つぼせんざいを描いたというような図どりである。
山越しの阿弥陀像の画因 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「なんですこれは、中将の下襲したがさねなんですか。御所の壺前栽つぼせんざいの秋草の宴なども今年はだめになるでしょうね。こんなに風が吹き出してしまってはね、見ることも何もできるものでないから。ひどい秋ですね」
源氏物語:28 野分 (新字新仮名) / 紫式部(著)