墓谷はかだに)” の例文
待ちわびているであろうおきちの笑くぼが、かれの目先にもうれしくチラついて、墓谷はかだにから寺町横の道の暗さも苦にならなかったが、とうとう万吉、その夜、おのれに伏せられてあったわなのつぼ
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)