墓詣はかもうで)” の例文
分けて、盂蘭盆うらぼんのその月は、墓詣はかもうでの田舎道、寺つづきの草垣に、線香を片手に、このスズメの蝋燭、ごんごんごまを摘んだ思出の可懐なつかしさがある。
二、三羽――十二、三羽 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)