“塵垢(ぢんく)” の例文
山林に身を苦しめ雲水に魂をあくがれさせては、墨染の麻の袂に春霞よし野の山の花の香を留め、雲湧き出づる那智の高嶺の滝の飛沫(しぶき)に網代小笠(あじろをがさ)の塵垢(ぢんく)を濯(そゝ)ぎ、住吉の松が根洗ふ浪の音
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)