“塗扉”の読み方と例文
読み方割合
ぬりど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして二足ふたあし三足、静かに揺れ出した時である。じこめてある青い塗扉ぬりどのうちから、初めて、泣くのを許されたかのように、彼女のむせぶ声が、春の闇夜を、よよとれて行った。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)