垂帛たれ)” の例文
几帳きちょう垂帛たれを上へ掛けて、それがまた横へ押しやられてあった。灯を明るくともして縫い物をしている女が三、四人いた。美しい童女は糸をっていたが、宮はその顔にお見覚えがあった。
源氏物語:53 浮舟 (新字新仮名) / 紫式部(著)