在処アリカ)” の例文
旧字:在處
風に順うて放つた処が、御原郡の姫社之社に墜ち、再飛び返つて、山途川の辺の田村に来て落ちたので、神の在処アリカが知れたとある。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
神の在処アリカと思はれる物が、神其物と考へられるのは珍らしいことではない。其物が小さければ小さい程、神性の充実したものと信ぜられて来るのは当然である。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)