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土耳古帽
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トルコぼう
ふりがな文庫
“
土耳古帽
(
トルコぼう
)” の例文
赤い
土耳古帽
(
トルコぼう
)
をかぶって、隅っこにかたまって、ハーモニカを吹いているところへ、例の春日長次郎——広袖の縫取りのある
襦袢
(
じゅばん
)
とも支那服ともつかないものを着て
大菩薩峠:22 白骨の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
土耳古帽
(
トルコぼう
)
は
堤畔
(
ていはん
)
の草に腰を下して休んだ。二合余も入りそうな瓢にスカリのかかっているのを傍に置き、
袂
(
たもと
)
から白い
巾
(
きれ
)
に
包
(
くる
)
んだ
赤楽
(
あからく
)
の
馬上杯
(
ばじょうはい
)
を取出し、一度
拭
(
ぬぐ
)
ってから落ちついて
独酌
(
どくしゃく
)
した。
野道
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
女がひょいと顔をそらして
廂
(
ひさし
)
へうつむくと、猫が隣りから屋根づたいに、伝うのです。どうも割合に暑うごすと、居士は
土耳古帽
(
トルコぼう
)
を取って、きちんと畳んだ
手拭
(
てぬぐい
)
で、汗を
拭
(
ふ
)
きましたっけ。……
半島一奇抄
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
耳
常用漢字
小1
部首:⽿
6画
古
常用漢字
小2
部首:⼝
5画
帽
常用漢字
中学
部首:⼱
12画
“土耳古帽”で始まる語句
土耳古帽子