土窯どがま)” の例文
庭番の者が、朽葉くちばでもいているのかと思っていたが、よくよく見ると、炭焼窯すみやきがまを小さくしたような土窯どがまがそこに築かれてある。そして火口のまえに、ひとりの男が火をのぞきながらかがみこんでいた。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)