四囲ぐるり)” の例文
旧字:四圍
そこに大きなかなえがあって、高さが七尺ばかり、四囲ぐるりに炭火を燃やして、その足を真紅に焼いてあった。曾はおそろしくて哀れみを乞うて泣いた。逃げようとしても逃げることはできなかった。
続黄梁 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)