四厄しやく)” の例文
この米をやけしま力米ちからごめといい、病人にかぎってかゆにしてすすらせた。火風水土の四厄しやくを凌いで育った米の精は強大で、たいていの病人は良薬ほどにも効いた。
藤九郎の島 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)