ころ)” の例文
いつかしき昔の父、おもかげに今し立ち、いさぎよしわが父やげに、昭和八年一月元旦、父の子は我は、ころばえて涙しながる。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
いつかしき昔の父、おもかげに今し立ち、いさぎよしわが父やげに、昭和八年一月元旦、父の子は我は、ころばえて涙しながる。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この父ぞこの日を、子の我と酒めせばか、る荒み靈。思はぬにうちきほころばしにけり。
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
この父ぞこの日を、子の我と酒めせばか、る荒み霊。思はぬにうちきほころばしにけり。
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いはれなき父のころびもしかすがに貧しければぞ母よ泣かすな
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
ころばえて父と思へばいさぎよしよくこそ強く生きたまひけれ
白南風 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
ころばえて父と思へばいさぎよしよくこそ強く生きたまひけれ
白南風 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
たださへもすべし知らぬを貧しとて貧しき子らに父のころばす
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
いはれなき父のころびはさりながらかうべ垂れゐつ我は貧しき
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)