唯一ゆゐいち)” の例文
我等の内にある一切いつさいのものはいやが上にも伸ばさねばならぬ。それが我等に与へられた、唯一ゆゐいち成仏じやうぶつの道である。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
当時発行された唯一ゆゐいちの新聞であり、その評論の載つたのは、千六百六十五年三月九日だと云ふのだから、作家の評論を利用するのも、ずいぶん淵源えんげんは古いものである。
澄江堂雑記 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
その唯一ゆゐいちおほ株主たるジユウル・ルナアルが持株すら僅々きんきん四株に過ぎざりしとぞ。