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咄々
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とつ/\
ふりがな文庫
“
咄々
(
とつ/\
)” の例文
彼は人類を軟骨動物と
思做
(
おもひな
)
し、全く誠信なく、全く忠誠なく、心宮中に横威を奮ふ一種の怪魔が自由に人類を支配しつゝありて、
咄々
(
とつ/\
)
、奇怪至極の此社界かなと観念し来りて
「油地獄」を読む:(〔斎藤〕緑雨著)
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
扉を
鎖
(
とざ
)
して
鳩首
(
きうしゆ
)
密議する三個の人影を見る、目を閉ぢて沈黙する四十五六とも見えて和服せるは議長の浦和
武平
(
ぶへい
)
、眉を
昂
(
あ
)
げて
咄々
(
とつ/\
)
罵
(
のゝし
)
る四十前後と
覚
(
おぼ
)
しき背広は幹事の松本常吉
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
見習士官の詞と、薄暗いランプの光と、自分の思量と、いやにがらんとした部屋とから、陰気なやうな、
咄々
(
とつ/\
)
人に迫るやうな、前兆らしい心持が心の底に
萌
(
きざ
)
して来た。併し強ひて答へた。
死
(新字旧仮名)
/
ミハイル・ペトローヴィチ・アルチバシェッフ
(著)
咄
漢検1級
部首:⼝
8画
々
3画
“咄”で始まる語句
咄嗟
咄
咄嵯
咄喊
咄合
咄堂
咄〻
咄吃
咄咄
咄家