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呵然
ふりがな文庫
“呵然”の読み方と例文
読み方
割合
かぜん
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かぜん
(逆引き)
「……跡が出ない。が、
爰
(
ここ
)
で名句が浮んで来るようでは文人の縁が切れない。絶句する処が頼もしいので、この
塩梅
(
あんばい
)
ではマダ実業家の脈がある、」と
呵然
(
かぜん
)
として笑った。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
云々と云い棄てて、
呵然
(
かぜん
)
大笑しつつ
扉
(
ドア
)
を押し開き、どこへか立ち去ったとの事で、総長室の隣室で聞いていた事務員連は皆、同教授の発狂を疑いつつ顔を見合わせつつ震え上ったという。
ドグラ・マグラ
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
奈良原翁は、それから間もなく頭山翁に見送られて玄関を辞去したが、門前の広い通りを黙って二三町行くと、不意に立止って
鴉
(
からす
)
の飛んで行く夕空を仰いだ。タッタ一人で
呵然
(
かぜん
)
として大笑した。
近世快人伝
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
呵然(かぜん)の例文をもっと
(3作品)
見る
呵
漢検1級
部首:⼝
8画
然
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
“呵”で始まる語句
呵責
呵々
呵
呵成
呵々大笑
呵嘖
呵殿
呵呀
呵氣
呵梨勒果
“呵然”のふりがなが多い著者
内田魯庵
夢野久作