呪言ヨゴト)” の例文
上として諷誦の責任のあつた前代の奏寿其他の天子を対象とする呪言ヨゴト、氏人に神言ノリトなどは、新作を以てする様になつても、特別の心構へを以てせねばならなかつた。
古代に於ける呪言ヨゴトは、必、其對象たる神・精靈の存在を豫定して居たものである。賀正事ヨゴトに影響せられる者は、天子の身體といふよりも、生き御靈であつたと見るのが適當である。