呪言じゅごん)” の例文
呪言じゅごん片哥かたうた・叙事詩の三系統の神言が、専門家の口頭に伝承せられていたのが、国家以前からの状態である。其が各、寿詞よごと・歌垣の唱和かけあい・新叙事詩などを分化した。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
そして呪言じゅごんのようにこの問答を繰り返し口にしている。こんな問答のうちにも、栂尾上人の夢の種がこぼれてひこばえているのかと、そう思ってみて、鶴見はいつまでもうっとりとしていた。