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呑気屋
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のんきや
ふりがな文庫
“
呑気屋
(
のんきや
)” の例文
「そうかね、御母さんには何だか分らないけれども——それにあなた、あの宗近と云うのが大の
呑気屋
(
のんきや
)
で、あれこそ本当の鉄砲玉で、随分の困りものでしてね」
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
でも、
華冑
(
かちゅう
)
の子弟によくある型の、交際上手な、話の面白い、趣味の広い人で、自ら芸術家を以て任じている天成の
呑気屋
(
のんきや
)
さんであるから、当人は一向そんなことを苦に病んでいない。
細雪:03 下巻
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
それとも長蔵さんはたびたびこんな
呑気屋
(
のんきや
)
を
銅山
(
やま
)
へ連れて行くんで、自然その往き還りにはこの主人の
厄介
(
やっかい
)
になりつけてるから、別段気にも留めないのかも知れない。
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
目が
醒
(
さ
)
めて、夜が明けてるのに、汁の
煙
(
けむ
)
も、漬物の
香
(
におい
)
も、いっこう連想に乗って来ないからは、行きなり放題に、今日は今日の命を取り留めて、その日その日の魂の
供養
(
くよう
)
をする
呑気屋
(
のんきや
)
で
坑夫
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「じゃ全くの
呑気屋
(
のんきや
)
なんだね」
それから
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
呑
漢検準1級
部首:⼝
7画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“呑気”で始まる語句
呑気
呑気者
呑気相
呑気至極
呑気暮
呑気千万