“呑気至極”の読み方と例文
読み方割合
のんきしごく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いつしか新聞雑誌の漫画漫文に、寄席のレヴュウに舞踏会の仮装に、このジャック・ゼ・リッパアが大もて大流行という呑気至極のんきしごくな奇観を呈するにいたった。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
兄弟とてもないという、呑気至極のんきしごくな身の上となったが、わしはほかの金持の息子の様に、酒色にふける様なことはなかった。父のきびしい教えが身にしみたのか、今思っても実に真面目な青年であった。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)