呉本ごほん)” の例文
宣和の末に、呉本ごほんという監官があった。彼は武人の勇気にまかせて、何事をもおそはばからず、夏の日に宮前の廊下に涼んでいて、さるの刻(午後三時—五時)を過ぐるに至った。