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吸飲
ふりがな文庫
“吸飲”の読み方と例文
読み方
割合
すいのみ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すいのみ
(逆引き)
彼女の一寸した手不調から、
吸飲
(
すいのみ
)
の水が口のはたにこぼれかかっても、彼は黙っていた。彼女の言葉や彼女の為す凡ては、宛も彼自身の一部であるかのようだった。
二つの途
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
余はその少し前に、
妻
(
さい
)
の手から
吸飲
(
すいのみ
)
を受け取って、細長い
硝子
(
ガラス
)
の口から
生温
(
なまぬる
)
い牛乳を一合ほど飲んだ。
思い出す事など
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
午後、彼女は
吸飲
(
すいのみ
)
を取って啓介に含嗽をさした。うっかりしていた拍子に、吸飲の水を啓介の頬から蒲団へ少し垂らした。「いやに冷淡になったね、」と啓介は皮肉らしい調子で云った。
二つの途
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
吸飲(すいのみ)の例文をもっと
(2作品)
見る
“吸飲”の意味
《名詞》
吸 飲(きゅういん)
吸って飲むこと。
(出典:Wiktionary)
吸
常用漢字
小6
部首:⼝
6画
飲
常用漢字
小3
部首:⾷
12画
“吸”で始まる語句
吸
吸殻
吸血鬼
吸物
吸込
吸口
吸筒
吸物椀
吸子
吸盤
“吸飲”のふりがなが多い著者
夏目漱石
豊島与志雄