吊棚つりだな)” の例文
手をって喜んでみたが、やがて、それにも飽きたと見え、物珍しそうに、この部屋の天井の隅から畳の溝までも見わたすと、たちまち身をおどらして、吊棚つりだなの上へ飛びあがりました。
大菩薩峠:27 鈴慕の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)