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吉事
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きつじ
ふりがな文庫
“
吉事
(
きつじ
)” の例文
然
(
さ
)
るからに執念の留まれるゆゑにや、常には
然
(
さ
)
せる
怪
(
くわい
)
無きも、
後住
(
こうぢう
)
なる旗野の家に
吉事
(
きつじ
)
ある
毎
(
ごと
)
に、
啾々
(
しう/\
)
たる
婦人
(
をんな
)
の
泣声
(
なきごゑ
)
、不開室の内に聞えて、
不祥
(
ふしやう
)
ある時は、さも
心地好
(
こゝちよ
)
げに笑ひしとかや。
妖怪年代記
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
名家の屋形にはけちがついたのである。姫の
怨念
(
おんねん
)
は八重垣落しの断崖のあたりをさまよっていて、屋形に
凶事
(
きょうじ
)
のある前には気味のわるい笑い声がしきりに聞え、
吉事
(
きつじ
)
にはさめざめと
哭
(
な
)
くけはいがする。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
“吉事”の意味
《名詞》
吉事(きちじ、きつじ)
縁起が良いこと。めでたいこと。
(出典:Wiktionary)
吉
常用漢字
中学
部首:⼝
6画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“吉事”で始まる語句
吉事盆