“合鍵”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいかぎ75.0%
あひかぎ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人形は、宝石のちん列だなにかぶせてある、白いきれをまくると、ポケットから、合鍵あいかぎをとりだして、あついガラスの戸をあけました。
怪人と少年探偵 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
私は正面のポーチを上り、合鍵あいかぎで扉をあけ、アトリエを横ぎり、彼女の部屋を調べるために屋根裏へ昇って行きました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
ロチスター氏の合鍵あひかぎで開けられた低い、黒いドアは、大きな寢臺ベッドと飾箪笥のある、壁布の掛つた室に我々を導き入れた。
信太郎から祕密を聞いた權次は、合鍵あひかぎで土藏に忍び込み、一度は小判を盜み出しましたが、二度目には村右衞門に見附けられて斬られてしまひました。