“合棒”の読み方と例文
読み方割合
あいぼう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「曲者はその小姓にきまって居ますが、何処へ逃げたか、まるで見当もつかず、第一、三千両を持って行ったとすると、合棒あいぼうが無きゃなりません」
銭形平次捕物控:239 群盗 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
既に靴の跡によって嫌疑けんぎの深い潮十吉であるが、この一巻の映画によって、彼の正体が暴露ばくろするのではあるまいか。赤外線男は潮十吉か。或いは赤外線男の合棒あいぼうでもあるか。
赤外線男 (新字新仮名) / 海野十三(著)
トそういう自分が、事に因ると、茶番の合棒あいぼう発頭人ほっとうにんと思われているかも知れん。
吉原新話 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)