右衛門えもん)” の例文
旧字:右衞門
警備、巡察の手配は、最もはやかった。昼の番、菅谷すがや右衛門えもん。夜の番、木下藤吉郎。ふたりが市中巡視の任に当った。
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
女歌人じょかじんうちでも指折りの赤染あかぞめ右衛門えもんで、其頃丁度匡衡もまだ三十前、赤染右衛門も二十幾歳、子の挙周たかちかは生れていたか、未だ生れていなかったか知らないが、若盛りの夫婦で、女貌郎才
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
宮で角助、平湯で右衛門えもん
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)