古茣蓙ふるござ)” の例文
窓のない柿葺こけらぶきの小屋で、二坪ほどの板敷に古茣蓙ふるござを敷いてある。入口の扉は乾反ひぞって片下かたさがりになり、どうやってみても、うまくしまらなかった。
肌色の月 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)