“口錢”の読み方と例文
新字:口銭
読み方割合
こうせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しでも金を取つて逃げようといふ手段だらう——加集といふ男がまだ關係してゐるとすりやア、口錢こうせん取りのやり繰り手、話上手な策略家だから、ねえ。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「それは心得て居ります。私も良い口錢こうせんになることですから、——が、あの女體のひたひの夜光石は惜しいことで」