としより)” の例文
そして、朱塗の門を入って往くと、そこにきれいな楼閣があって、一人のとしよりざしきの上に坐っていたが、七八十歳になる人のようであった。
青蛙神 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
そして給仕をしている者は、どれも黒褐色の衣服を着ていたが、そのうちの一人はこどもで、他の一人はとしよりのようであった。と、黄な衣服を着た者の話す声が聞えて来た。
汪士秀 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
するととしよりは笑っていった。
汪士秀 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)