受留うけと)” の例文
吉は客にかまわず、舟をそっちへ持って行くと、丁度途端とたんにその細長いものがいきおいよく大きく出て、吉の真向まっこうを打たんばかりに現われた。吉はチャッと片手に受留うけとめたが、シブキがサッと顔へかかった。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)