反駁はんぱく)” の例文
反駁はんぱくをする日には、はなしが段々込み入るばかりで、此方こちらの思ふ所は決して、梅子の耳へ通らないと考へた。けれども向ふの云ひぶんうけがふ気は丸でなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
文子は綱宗が高尾を身受して舟に載せて出て、三股みつまたで斬つたと云ふ俗説を反駁はんぱくするつもりで、高尾が仙台へ連れて行かれて、子孫を彼地かのちに残したと書いたのだが、それは誤を以て誤に代へたのである。
椙原品 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
それから落ち着いて流暢りゅうちょうな英語で反駁はんぱく演説をはじめたのです。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
論難反駁はんぱく
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)