双腕もろて)” の例文
旧字:雙腕
差し延べる丈太郎の双腕もろての中へ、お園は無言のまま、その華奢な体を投げかけました。
水夫が斯う叫びながら双腕もろてを差しのべて、駈け抜けると、慌てふためいた校長ソフイスト
山彦の街 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)