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又六
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またろく
ふりがな文庫
“
又六
(
またろく
)” の例文
足利七代の将軍
義尚
(
よしひさ
)
の時まで世を茶にしてお
在
(
いで
)
なされた一休が、杉葉たてたる
又六
(
またろく
)
の
門
(
かど
)
と仰せられたも酒屋で、杉の葉を丸めて出してある看板だそうにございます。
根岸お行の松 因果塚の由来
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
いつでも飲みたいという人が沢山に出てこなければ、造り酒屋は商売として成り立つはずもなく、また
又六
(
またろく
)
などと呼ばれる
取売店
(
とりうりみせ
)
が、
繁昌
(
はんじょう
)
するようにはならなかったわけでもある。
木綿以前の事
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
「
作人
(
さくにん
)
は本所緑町の仏師
又六
(
またろく
)
、大した腕のある男じゃねえが、あの普賢菩薩だけは、後光が射すような出来だ。そのうえ木戸番のお倉てえのが滅法いい女で、小屋は割れっ返るような
入
(
いり
)
ですぜ」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「え、それからもう一人、有馬屋の番頭——
菊石
(
あばた
)
の
又六
(
またろく
)
が——」
銭形平次捕物控:086 縁結び
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
又
常用漢字
中学
部首:⼜
2画
六
常用漢字
小1
部首:⼋
4画
“又”で始まる語句
又
又候
又聞
又々
又者
又蔵
又兵衛
又一
又平
又八