“博物館（ミユウゼ）” の例文

夫人は「先生は結局お出に成らねばなりますまい。併（しか）し其（その）代りに政府は先生の製作を買つて此（この）家をロダンの博物館（ミユウゼ）と致す積（つもり）でせう」

巴里より (新字旧仮名) ／ 与謝野寛、与謝野晶子(著)

再びヷン・ダイクの河岸（かし）へ出て自動車を捨て、河に臨んだ旧屋にあるスチインの小博物館（ミユウゼ）を訪（と）うたが午前中で無くては観られないのであつた。

巴里より (新字旧仮名) ／ 与謝野寛、与謝野晶子(著)

好（い）い加減な事を日本人の誰かが説明して聞かせたのであらう。兎（と）に角（かく）欧洲の旅客（りよかく）がブリユツセルを過ぎて是非（ぜひ）訪（と）ふべきものは此（この）浮世絵の博物館（ミユウゼ）である。

巴里より (新字旧仮名) ／ 与謝野寛、与謝野晶子(著)

“博物館”の意味

《名詞》
博物 館（はくぶつかん）

特定の分野に対して価値のある事物、学術資料、美術品等を収集、保存し、一般に公開する施設。
(出典:Wiktionary)

“博物館”の解説

博物館（はくぶつかん）とは、特定の分野において価値のある対象、学術資料、美術品等を購入・寄託・寄贈などの手段で収集、保存し、それらについて専属の職員である学芸員（en: Curater・キュレーター）が研究すると同時に、来訪者に展示の形で開示している施設である。
ミュージアム（en: links=no、mjuːˈziːəm）と英語風（外来語）に呼ぶこともある。
多くは自然史、歴史、民族、民俗、美術・芸術、科学・技術、交通（鉄道や自動車、海事、航空）、軍事・平和など、ある分野を中心に構成され、収集された資料に基づく研究成果を公刊すると同時に、来訪者がその分野について幅広く知識を吸収できるように工夫されている。
(出典:Wikipedia)

博	常用漢字 小４ 部首:⼗ 12画
物	常用漢字 小３ 部首:⽜ 8画
館	常用漢字 小３ 部首:⾷ 16画