“半方”の読み方と例文
読み方割合
はんかた100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀杏返しの女が、半方はんかたの中央に位置して、壺振りをやるらしいので、金五郎は、丁方ちょうかたに廻った。壺をあつかう柔軟な女の手つきを、眼を皿にして見た。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
半方はんかたが二十両あまる、ないか、ないか」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なんだか初めてらしくて、さいの目も、張りかたも、よく知らなかったそうですが、半方はんかた定張じょうばりで、一度もくずれず、勝ちっぱなし、玄人連の度胆を抜いたといいます。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)