“はんかた”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半方66.7%
半固33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
銀杏返しの女が、半方はんかたの中央に位置して、壺振りをやるらしいので、金五郎は、丁方ちょうかたに廻った。壺をあつかう柔軟な女の手つきを、眼を皿にして見た。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
半方はんかたが二十両あまる、ないか、ないか」
大菩薩峠:23 他生の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
なんだか初めてらしくて、さいの目も、張りかたも、よく知らなかったそうですが、半方はんかた定張じょうばりで、一度もくずれず、勝ちっぱなし、玄人連の度胆を抜いたといいます。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
丁方ちょうかたか、半方はんかたかになって、好きなだけを張ればいいんだ。……兄ちゃんは、どっちになさる?
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
玉子のは玉子の黄身二つと牛乳一合と砂糖三杯とよく混ぜ合せて湯煎ゆせんにしてそれから水に溶いたゼラチン五枚と葡萄酒ぶどうしゅを少し入れて水に冷して半固はんかたまりの処へ泡立てた白身を二つ入れて固めます。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)