“千樫(ちがし)” の例文
岩角に隠れた河岸(かし)の紅葉も残り少なく、千樫(ちがし)と予とふたりは霜深き岨路(そばみち)を急いだ。顧みると温泉の外湯の煙は濛々(もうもう)と軒を包んでたち騰(のぼ)ってる。
白菊 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)