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包物
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つつみ
ふりがな文庫
“
包物
(
つつみ
)” の例文
そう勘右衛門は呻くように云って、やにわに京助へむしゃぶり付くと、京助の持っている
包物
(
つつみ
)
を、奪い取ろうと手をかけた。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
いかにも昔は抜け荷買いなどを、お
上
(
かみ
)
の眼を盗んでやったらしい、鋭い、光の強い、兇暴らしい、不気味な巨眼で食い付くように、勘右衛門は京助が胸へ抱いている小さな
包物
(
つつみ
)
を見詰めたが
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
その京助の眼の前の
襖
(
ふすま
)
が、向こう側の方からあけられて、さっき隣りの部屋へ入って行ったお菊が、手に小さな
包物
(
つつみ
)
を持って、忍ぶようにこっちの部屋へ入って来たが、
四辺
(
あたり
)
に気でも配るように
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
小脇に抱えていた丸い
包物
(
つつみ
)
を島太夫の前へ突き出したが
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「島太夫、
十字架
(
クルス
)
の前へ行け、この
包物
(
つつみ
)
を開けて見ろ!」
八ヶ嶽の魔神
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“包”で始まる語句
包
包丁
包囲
包括
包帯
包羅
包摂
包光
包紙
包囲陣