“勘所”の読み方と例文
読み方割合
かんどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この暴女王をあしらいの勘所かんどころでもあると思いますから、お角はあえてそれ以上には押すことなく、また押すべき必要もないと口をつぐみます。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「それ見るがいい。お前だって一生懸命になりゃ、ちゃんと勘所かんどころを押えて来るじゃないか。あとはほんの一と息だ」
妙な勘所かんどころを押えることの天才である。ひょっとすると、それが詩人なのかもしれない。
詩人への註文 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)