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勘右衛門
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かんえもん
ふりがな文庫
“
勘右衛門
(
かんえもん
)” の例文
旧字:
勘右衞門
新村は隣り屋敷で、家格は岸島よりやや低く、
主
(
あるじ
)
の
勘右衛門
(
かんえもん
)
は七百二十石の中老を勤め、夫婦のあいだに二男一女があり、末娘の
七重
(
ななえ
)
と出三郎とは幼なじみであった。
艶書
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
それは明治十五六年
比
(
ごろ
)
の秋のことであった。ある日、一人の旅僧が
飄然
(
ひょうぜん
)
とやって来て、
勘右衛門
(
かんえもん
)
という部落でも一番奥にある猟師の家の門口に立って、一夜の宿を
乞
(
こ
)
うた。
風呂供養の話
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
岡本况斎、名は
保孝
(
ほうこう
)
、通称は初め
勘右衛門
(
かんえもん
)
、後
縫殿助
(
ぬいのすけ
)
であった。
拙誠堂
(
せつせいどう
)
の別号がある。幕府の儒員に列せられた。『
荀子
(
じゅんし
)
』、『
韓非子
(
かんぴし
)
』、『
淮南子
(
えなんじ
)
』等の考証を作り、
旁
(
かたわら
)
国典にも通じていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
勘
常用漢字
中学
部首:⼒
11画
右
常用漢字
小1
部首:⼝
5画
衛
常用漢字
小5
部首:⾏
16画
門
常用漢字
小2
部首:⾨
8画
“勘右”で始まる語句
勘右衞門